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フルーツ王の商店街探訪記⑦

岐阜市柳ケ瀬商店街に隣接する大熊果実店店長のフルーツ王が東京の商店街を巡る探訪記

第七回目は下北沢商店街

小田急小田原線と京王井の頭線が交差する下北沢駅の周りに点在する商店街です。

30年ぶりに訪れましたが、小田原線が地下化して踏切が減ったので回遊しやすくなりました。
昔は古着とミニ劇場、安居酒屋など学生や若者文化の街といった印象でしたが、お洒落な飲食店が増え、チェーン店も多くなり住みやすそうな感じには思えましたが、個性溢れる店は少なくなった印象です。

地下化した小田原線の線路跡地が整備されている途中で、緑化されたり飲食店や雑貨店が新設されたりして今までの下北沢とは違うまちづくりが進んでいました。
整備された舗装にクラウドファンディングでしょうか、名前が彫られたタイルがあったり、憩いの場が作られたり、見習いたい部分もありました。

駅前はバスターミナルになる予定ですが、地元の人に話を伺いと、元々道路が狭いのでバスを通して交通がスムーズになるかはわからないと懐疑的な意見も。
下北沢は電車の便がいいのでバスターミナル必要?と私も感じました。

商店街というと地元住民の生活のための商店の集まりという感じですが、ここではそれがあまり感じられず、街に遊びに来る人たち向けな感じがしました。
ただ30年前より人通りが減った気がするのは平日昼間だからでしょうか?

下北沢と柳ケ瀬の比較は難しいですが、回遊性に優れ天候に左右されない柳ケ瀬は、条件的には勝っている気がします。
劣っているとすれば導入で、バスの便はいいのですが車社会の岐阜では郊外型ショッピングモールの無料駐車場に負けてしまっているのですね。

ただ下北沢も交通費をかけて買い物に行くので、結局魅力の創出が柳ケ瀬にもっと必要ということになります。

高島屋撤退後を見据え、柳ケ瀬商店街では若手を中心に新しい試みが始まっています。
街を創り出すのは若い力です。
整っていなくてもいいので、30年前の下北沢のような若い活気溢れる街になっていけたらと思いました。

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